施設について
だんだんハウス
だんだんハウスについて
小児患者さんに付き添うご家族の宿泊施設として、2017年4月17日に「だんだんハウス」がオープンいたしました。
先天性心疾患の患者さんでは、手術の後にICUに入室します。術後急変する可能性がゼロではありませんので、少なくとも1泊2日は病院の敷地内にお泊り頂く必要があります。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策のため、2020年3月末以降の患者さんにおいては、病院の敷地内の宿泊はお願いしておりません。手術当日であっても、手術が無事終了し、術後説明や面会が終わった段階で、ご自宅にお帰り頂いています。
また小児がんの患者さんでは入院期間が長くなり、付き添われるご家族の負担も大きく、患者さんが情緒不安定になりがちです。
ご家族が、病院近隣のホテルに宿泊し続けるには金銭的な負担が大きくなります。
それらの対応として、ファミリーハウス的な宿泊施設が必要であるとの要望があり、また当院が厚生労働省の「入院児童等家族宿泊施設整備事業」の補助対象となることが決まり、一部助成を受け、オープンする形になりました。
外観は物語「赤毛のアン」の主人公アンが過ごしたGreen Gables(みどりの切妻屋根)をイメージし、室内には島根県津和野町出身の画家、安野光雅氏からご寄贈頂いた絵をご覧いただけます。
宿泊室には車椅子利用可能なツイン1室、洋室ツイン2室、和室2室と共用スペースとしてキッチンを備えた多目的室があります。このような宿泊施設なので、料金も低く設定されております。